飼育方法

フクロモモンガ ケージについて(2/3)

前回の続きです。

網ケージを紹介しましたが次はアクリルケージを紹介したいと思います。


アクリルケージの特徴

メリット

・匂いが軽減される。(匂いが中に密封されるため開けたら臭いです。)

・モモンガを観察しやすい。

・温度・湿度が保ちやすい。

・軽いため持ち運びがしやすい。

デメリット

・表面に傷がつきやすい。(表面におしっこをかけるので汚れもつきやすい。)

・給水器などの設置場所が限られている。(ベビーだと飲めるか心配。)

・表面が透明なためわからず壁に激突するモモンガがいる。

・床材とモモンガが接触してしまうので使える床材が限られる。

・ケージの中で最も高い。

アクリルケージのデメリット対策

・表面の傷はあきらめるしかないです。汚れは定期的に拭けば問題ないです。

・給水器についてはベビー期はミルクなどでフォローして水分補給をしてやった方がよいです。(母乳をもらっているので特に問題ないとは思います。)

・壁への激突防止は布か何かまいてやって対策をするしかないです。

・床材は下にバーベキュー網(ヨドバシカメラで売っているバーベキュー網がちょうどサイズ)を設置するとペットシーツなども使えます。

※温度対策は前回記事と同様です。温度が網ケージに比べて逃げにくいのでサーモは網ケージ以上に設定温度を気を付けてください。

温度に関しての記事をご参照ください。

床材

床材は網ケージより気を付けて選択するようにしてください。

網ケージの場合はモモンガが接触することがなかったので新聞紙やペットシーツでも問題なかったですが

今回はモモンガが接触をしますので注意が必要です。

ペットシーツの場合は引っ張って誤飲すると腸内で膨れ上がり腸閉塞を起こします。

新聞紙も同様です。ソフトマットも針葉樹のものはアレルギーを持っている子がいるので広葉樹をメインで選ぶようにしましょう。


まとめ

アクリルケージは温度湿度管理がしやすい反面価格が高く、設置できる器具も限られてくるためやや使いにくいです。

私がアクリルケージを選んだ理由としては

・視認性が高い

・湿度保持がしやすい

・見栄え

この2点になります。

・視認性の高さは観察のしやすさもありますが、来店していただくあたってひとめで状態や設置してある器具がお客様にわかるためです。

これは一般の方には不要だと思いますので重要性は低いと思います。

・湿度保持のしやすさですが我が家はエアコン管理なので乾燥しやすいです。原産国は比較的湿度が高いためその環境の再現と

雄があまりに近い距離で置いているとストレスを感じると思ったからです。

現地では縄張り争いもしますし、網ケージで隣接しておくと雄へのストレスが大きいのではないかと思いアクリルケージにしました。

・見栄えですが…なんとなくアクリルケージの方がかっこよくないですか…?ただ好みの問題でした。笑

次回は使っている人が少ないガラスケージについてお話させていただきます。