フクロモモンガ モルフについて(3/4)
遺伝子の詳しい話は前々回の記事をご参照ください。
優性遺伝のモルフに関しては前回記事をご参照ください。
劣性遺伝=潜性遺伝となります。この記事では劣性遺伝と呼びます。
リューシスティック(劣性遺伝)
リューシと呼ばれることが多いです。
アルビノと混同されがちですがアルビノはメラニン色素を生成できない個体を指します。
そのためアルビノは目が赤くなっています。リューシスティックもアルビノ近い存在ではありますが
メラニン色素は生成できるので目などは黒く体毛が白い個体となります。あまりリューシスティックは色の個体差は出ません。
クリミノ(劣性遺伝)
クリミノは目がブドウ色で体色がノーマルに比べると茶色っぽくなります。
クリミノは個体差が激しく、より茶色い個体をレッドクリミノと呼んでいますがレッドクリミノ×クリミノをかけ合わせればクリミノが出ます。
親の体色を引継ぎますので繁殖に使う場合は薄くしたいのか、濃くしたいのか考えて繁殖に使いましょう。
アルビノ(劣性遺伝)
どの動物でもアルビノは変異個体の中で真っ先に発見されるケースが多く、ノーマルモルフの次にアルビノという種が多い中
なぜかフクロモモンガはアルビノを見たことがないです。
一時期流通していたという話は聞いたことはありますが、なぜ流通していないかは不明です。
ルビーレイ(リューシスティック・クリミノ)(劣性遺伝)
ルビーレイとはブドウ色の目を持ちながら体色が白い個体です。
リューシスティックとクリミノがホモ表現になった個体です。
作り方は簡単にいえばリューシスティック×クリミノ=ノーマルヘテロリューシクリミノになります。
このノーマルヘテロリューシクリミノを2個体用意して掛け合わせると1/16の確率でルビーレイができます。
メタルスライムとメタルスライムをかけてはぐれメタルを作ってはぐれメタル同士を掛け合わせてメタルキングを作って
メタルキング同士を掛け合わせてゴールデンスライムを作るという方法です。←わかる人にはめっちゃ伝わるはず!
今はリューシヘテロクリミノとかクリミノヘテロリューシとかが流通するようになったので
リューシヘテロクリミノ×クリミノヘテロリューシをかければ1/4の確率で出ますね。
ブリーダーでもない限りこんな掛け合わせしてまで出すものでもないですが…
次はモルフの出現確率の計算方法をご紹介します。