飼育方法

フクロモモンガと太陽

春が近づくに連れてインスタやTwitterではモモンガと外散歩されている方が多くなりますね。

散歩にちなんでモモンガを外に連れて行っていいのか。

太陽光を浴びさせなければいけないのか。この辺りを話していこうと思います。

太陽光の効果と健康について

・太陽光を浴びることによって体内でビタミンⅮが合成される。

モモンガと太陽の関係ではここが一番大きなところだと思います。

人間の場合ですとセロトニンが分泌され精神を安定させ、さらに生活リズムを整える効果があります。

モモンガが太陽光を浴びてセロトニンが発生するかは不明です。

ビタミンⅮの効果はカルシウムやリンの吸収を促進する効果があり、骨や歯の形成のみならずエネルギー代謝にも関係しています。

ビタミンⅮの過剰摂取

上記ビタミンは主に卵や豚肉、キノコ類から摂取ができます。(豚肉は脂分が多いためモモンガには避けた方がよいです。)

フリー素材 きのこ に対する画像結果卵 フリー素材 イラスト に対する画像結果.サイズ: 204 x 204。ソース: irasutojokiyo.blogspot.com

そのためペースト食の方や固形飼料(一定量配合済)の場合は摂取が可能です。

一方で過剰摂取すると腎臓などに大きな負荷がかかるため気をつけた方がよいです。

まとめ

上記の通り、太陽光を浴びることに一定の効果はあります。

しかしビタミンⅮの摂取という点だけ見ると絶対に外に出て太陽光を浴びないといけないというわけではないです。

外に出ることによってモモンガが脱走してしまったりするリスクを考えると外に出してまで太陽光を浴びる必要はないと思います。

太陽光も15~30分程度でも十分に効果があるようなので(人間の場合)夜行性のモモンガを無理に太陽光にあてる必要はないです。

しかしモモンガに昼と夜のメリハリをつけさせるためにも(直射日光が当たらない)外の光が入ってくるところにケージを設置して

あげた方がよいと思います。窓越しでも太陽光は十分に効果があります。

ちなみに通常のライトなどにはUVが含有していないので、太陽光の代わりにはなりません。

どうしても太陽光を与えたいという方は爬虫類用のUVライトなど使用してみてはいかがでしょうか。

※爬虫類用ライトはケージ内に入れると火事の原因になります。お気をつけください。